澤邉司法書士事務所|つくばの魅力も再発見!!

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2019 / 03 / 06  10:17

第46回 筑波山梅まつり、開催中-2019

 だんだんと暖かくなってきました。梅の花があちらこちらでほころび始め、春を感じます。

 茨城で梅と言えば、やはり何と言っても水戸の偕楽園が有名です。以前にもご紹介しましたが、偕楽園には、約100品種3000本もの梅が植えられています。

 テレビ番組でも紹介されていましたが、偕楽園には正式な入口があって、そこから入ると偕楽園を作った本来の趣が伝わってくるということです。

 

 それにはかないませんが、筑波山梅林もいいです。筑波山梅林は、紅梅、白梅が約1000本、標高約250mのところに植えられているので、眺めも良いです。

筑波山梅林では、3月21日(祝日)まで「 筑波山梅まつり 」が開催中です。

水戸の偕楽園を見て、さらに筑波山梅林をめぐるというコースも良いかもしれません。

いろいろなイベントも計画されているので、土日、祝日に行かれてはいかがでしょうか。

つくば市の広報誌をUPしますので、ご覧ください。

第46回筑波山梅まつり.jpg

 

2019 / 02 / 28  18:30

司法書士による遺産承継業務(規則31条業務)

 相続が発生すると、いろいろな手続きが必要となります。役所への届出、土地建物の名義変更、相続税の申告、あるいは預貯金の払戻し等々。相続人としても、とても大変です。

 役所への届出、相続税の申告はもともと司法書士がすることはできません。それは、行政書士、税理士の仕事です。

 平成14年の司法書士法改正にともない、司法書士が他人の依頼を受けてその財産管理を業としてすることができるという明文規定が置かれました。これによって、他の士業の独占業務以外の、たとえば遺産の承継についても司法書士ができるという法律上の根拠がはっきりしました。

 これが「規則31条業務」といわれるものです。

 

 最近は、この「規則31条業務」として遺産承継に司法書士が携わることが多くなったと言われています。

とはいえ、ゆうちょ銀行の相続手続きには、特に「手間」と「ひま」がかかります。

 時間をかけて口座を解約しても、貯金の払戻は代表相続人のゆうちょ銀行口座に入金するか、または代表相続人宛に払戻証書を郵送するかの二通りしかありません。

 これは、司法書士が相続人の代理人として手続きを進める場合でも同じだとされていました。

 でも、それでは、入金を受けた代表相続人がその金銭を管理して分配したり、あるいは証書を現金化して分配したりしなければならなくなり、代表相続人に負担がかかってしまいます。せっかく代理人に頼んだ意味が薄れてしまいます。

 

 ということで、今日、ゆうちょ銀行の窓口の担当者に相談しました。

司法書士が代理しているときは代理人のゆうちょ銀行口座に入金するか、もしくは代理人宛に払戻証書を郵送してまらえませんかと。

 最初は、そのようなことは聞いたことがないとか、前例がないとかの理由で断られましたが、めげずにお願いしたところ、その上司、さらに局長さんが出てきて、銀行本部の担当部署に問合せてもらうことができました。

 その結果、もOKという返答をいただきました。

ただし、ⅰ)相続届に遺産整理受任者という肩書を書くことと、ⅱ)相続人全員の委任状(印鑑証明書付)に遺産整理業務を委任する旨を明記してくださいということでした。

 おそらく、このようなニーズは多いと思います。そのニーズにこたえるという柔軟性は、民営化の影響なのでしょうか。これはとても大きなことだと思います。

また、司法書士としても「遺産整理受任者」として認知されつつあるのだと実感しました。

 

cf.「遺産承継業務と非弁行為」について、当HPのこちらにも関連するものがあります。興味がある方はご覧ください。>>>こちら

 

追伸相続手続きの際に、銀行に「法定相続情報証明」書を持っていくと喜ばれます。古い戸籍謄本を何通も何通も見ることなく、そのA4版ペラ1枚を見れば誰が相続人かが一目で分かるからだと思います。

 (「法定相続情報証明制度」についてはこちらをご覧ください>>>こちら

 相続人側の負担を軽減するだけでなく、相続人を確認する銀行側の負担も軽減するメリットがあると感じた次第です。

 

2019 / 02 / 19  10:19

H31.2.18 東京司法書士会 平成30年度 第5回専門研修会「司法書士が陥りやすい信託税務の落とし穴」

 H31.2.18(月)午後6時~午後9時 ベルサール神田3階「ROOM1~4」(千代田区神田)で東京司法書士会主催の研修会が開催されました。

 テーマは『司法書士が陥りやすい信託税務の落とし穴』で、講師の先生は愛知県会に所属されている司法書士です。

 先生は、同名の書籍を出版されています。その本は信託法制と信託税制の両方がわかっていないと書けない本で、さすがという感じです。

機会があれば是非とも先生の講義を聞いてみたいと前々から思っていたので、とても楽しみにしていました。

 

 研修会の案内には募集定員300名となっていました。いくら信託の講義だと言っても税務の話なので、集まっても200名位(ちなみに、日司連ホールが定員180名位です)かなと思って出席しました。

 トコロガトコロガ、主催者の発表では340名の出席があったそうです。1つの研修会にこれだけの司法書士が、しかも平日の夜に集まっているというのは、それだけ信託に対する関心か高まっているということなのでしょうか。

 その熱気をご紹介したかったのですが、写真が撮れなかったためご紹介できません。ヒジョーニ残念です。

その代わりと言っては何ですが、最後に「都心の空のスーパームーン(前日)」をご紹介します。

 

 講義の内容は充実していて、とても分かりやすく期待通りでした。

 特に、信託契約を組成する際、信託目的の中に、先生の謂うとことの「財産管理方法」、「利益交付方法」、「達成したい経済的状態」を落とし込んで、しかも、目的の達成に優先順位をつけるという発想は新鮮でした。これにより受託者の行動指針が明瞭となり、税務署から睨まれることもなくなるというお話でした。

 東京司法書士会の研修会はいつもそうですが、テーマの選び方がタイムリーで、しかも内容的にも充実していて、感心します。

 

プレ・スーパームーン@秋葉原 f/2.8  1/80  ISO160  70mm相当

DSC00769×20%.jpg 

プレ・スーパームーン@神田小川町  f/2.8  1/50  ISO1000  50mm相当

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 どちらも、jpegの撮って出しで、手を加えていません。

 

2019 / 02 / 15  10:45

H31.3.20 つくば市商工会会員向「司法書士による無料相談会」のご案内

 H31.3.20(水)14時~16時  つくば市商工会会議室(つくば市筑穂1-10-4 大穂庁舎2階)で、つくば市商工会会員向の「司法書士による無料相談会」が開催されます。

 司法書士が、相続、遺言、贈与などによる不動産の名義変更だけでなく、会社の登記、会社の企業法務に関するものまで、さらには、成年後見など広く財産管理に関するものまで、ご相談に応じます。

 是非ともご利用ください。 

 H31.3.20司法書士による無料相談.jpg

      (画像をクリックすると拡大します)

 つくば市商工会の会員でない方は、司法書士による他の無料相談もありますので、茨城司法書士会のHPをご覧ください。

 茨城司法書士会のHPはこちら>>>http://www.ibashi.or.jp/

 

2019 / 01 / 29  12:17

H31.1.28 東京司法書士会主催 民事信託シンポジウム「これからの民事信託~現状の実務と課題~」

 H31.1.28(月)18:00~20:45 司法書士会館(新宿区四谷)地下1階「日司連ホール」で平成30年度 民事信託シンポジウムが開催されました。

 テーマは、『これからの民事信託~現状の実務と課題~』(各界専門家からの報告)でした。

 当初、テーマを見てもシンポジウムの内容がイメージできなかったので「今回はパス」しようかとも考えましたが、何か得るものがあるだろうと期待して、怠け心を叱咤して出席しました。

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 登壇された講師は、司法書士、弁護士、税理士そして信託銀行の方々でした。

 第1部は、報告「専門家から見た民事信託の現状と課題」と題して、弁護士からは、信託を正しく理解していないと問題のある信託を組成してしまうリスク、また、それが原因となりその後紛争になってしまう事案がいくつか紹介されました。また、税理士からは、税務の知識がなく多額の税金がかかる信託を組成してしまうリスクがあると、相続税法、贈与税法の根拠条文を織り交ぜながら紹介されました。信託銀行、司法書士からは、実務家目線で、信託口口座を作れない契約書の例とか、あってはならない契約書の例とかが紹介されました。

 第2部では、「これからの民事信託~現状の実務と課題~」と題して登壇者によるパネルディスカッションがなされました。

 

 パネルディスカッションの終盤に、レジュメには書かれていない「健全な民事信託の発展」とか「民事信託を健全に発展させる」という言葉をパネリストが繰返し使っていることに気付きました。この時に、それまでばらばらだった点が線となり、今回のシンポジウムの意味が理解できたように思いました。実務の現状(リスク)を知り、(これから)民事信託を健全に発展させていくにはどのようにしたらよいのか(課題)を考えるというのが今回のシンポジウムの趣旨なのだと一人納得しました。さすが、一流の講師をむかえ、東京司法書士会が企画するとこうなるのか、と勝手に感動しました。

 やっぱり怠け心はいけません。

 

2024.04.20 Saturday