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R1.11.23 令和元年度 茨城司法書士会 第5回会員研修会「新たな相続のカタチ」
R1.11.23(土)13:30~17:00 茨城司法書士会館(水戸市五軒町一丁目)で今年度の第5回会員研修会が開催されました。
テーマは「不動産の所有者不明化を根絶する社会システムとは」です。「~新たな不動産所有と相続のカタチを考える~」と副題がついています。講師は、司法書士総合研究所の主任研究員である司法書士の先生です。
このタイトルからすると、立法論、政策論が中心と思われるので、前日の金曜日までは出席しようかと迷っていました。
出席してみて、今までの常識が覆るような、ある意味ショッキングな講義でした。
最近「空き家問題」や「所有者不明土地問題」が社会問題となっています。さらに「分譲マンションの管理不全」が近い将来社会問題になると予想されています。
驚くことに、少なくとも前の2つの問題については、世界的に見ても日本だけで問題になっているそうです。さらに、上の3つの問題は同じ根っこから派生している問題だとのことです。
その原因は何故か、これらの問題の本質は何か、そしてそれを解決するにはどうしたらよいかというお話でした。
自分としては、このような社会問題について、民事信託を使って何とか対処できないかという視点から積極的にかかわらせていただいているつもりです。恥ずかしながらいままでこれらの問題は、それぞれ別の問題だと思い込んでいました。
しかし、どの問題も根っこは同じだというお話を聞き、ショックを受けるとともに、問題の根の深さ・深刻さを実感しました。
先日の「遺産承継業務と非弁行為」の講義にしても、今回の講義にしても、今年はヒッジョーに勉強になる講義が多いような気がします。
R1.11.20 平成31年度 民事信託実務入門講座 第8回
R1.11.20(水)18:30~20:30 今回もまたまた東京 神田駿河台の中央大学駿河台記念館で、本年度の第8回民事信託実務入門講座が開催されました。今年度入門講座の最終講となります。
テーマは「民事信託の受任から終了まで」です。講師は、民事信託士でもある司法書士です。広島からいらしたとのことです。広島司法書士会では、31条業務の開発委員会等を含め積極的に活動をしています。
テーマは、講師ご自身の経験をもとに、事案の概要とその際に組成した信託契約書、さらに今現在その契約書を作るとしたらどのように変えるか等の話をされました。
当初の契約は以下のようです。
夫Aさんを委託者兼受益者、妻Bさんが受託者、長男Cが受益者代理人として組成しています。ただし、当初受益者Aさんが死亡したときは妻Bさんが2次受益者になる。受託者Bさんが死亡したときには長男Cさんが後任の受託者になる。もちろん、地位が同一人物に被ったときには、それぞれ矛盾しないように契約書の中で対処しています。
ただ、個人的に思うのは、このように複雑にすると組成の仕方によっては、契約がデッドロック状態になる危険があります。これはとても怖いことなので、契約はできるだけシンプルな方がいいと思います。
親族だけで信託を組むと登場人物が少なく、委託者、受託者、受益者、その他の登場人物の人選に限界があり、それらの登場人物が死亡したときにその後どうするかについてさらに悩みます。
この種の信託の難しいところだと思います。
R1.11.16 水戸芸術館の塔 シンボルタワー
R1.11.16(土)13:00~17:15 茨城司法書士会館(水戸市五軒町一丁目)で、公社)成年後見センター・リーガルサポート茨城の研修会がありました。
その内容はさておき、研修会が終わりその帰りがけに、水戸芸術館のシンボルタワーがライトアップされていて、とてもきれいでした。
NHKの天気予報の中のお天気カメラで水戸市街を映すとよく見かける捻れたモニュメントのようなタワーです。
はじめて見ると、あれは何だ?ということになると思います。
高さ100m、内部は円形にガラスが張られていて、地上86mの所に展望室があり、そこまでエレベーターで上がれるそうです。
結構大きな塔です。
今建っているということは、東日本大震災の時も、最近の台風の時も無事だったということなのでしょう。
ご覧ください。jpegの撮って出し、手持ち撮影です。絵ではありません。
f 2.8 1/20 ISO6400 32mm相当
(ISOは6400を上限と設定してあるので、その分SSが遅くなっています)
R1.11.15 茨城司法書士会下妻支部 研修会「民事信託入門」
R1.11.15(金)17:30~19:30 ビアスパークしもつま(下妻市長塚乙)で茨城司法書士会下妻支部の研修会を担当しました。
テーマは「民事信託入門(信託契約書の説明etc)」でした。
これから信託の勉強を始めようとする会員司法書士の方向けに、信託の基本書等を読む際の予備知識を提供するという目的でお話をさせていただきました。何の本でもそうですが、何の基礎知識もなく読み始めるのは要領を得ないものです。ですので、信託の本を少しでも楽しく読んでいただけるようにと思い、基礎的な情報提供をいたしました。
出席者は21名で、皆さん熱心に聞いていただきました。ありがたいことです。
研修終了後、許可を得て5分程度お時間をいただき、「(仮称)ふくし信託株式会社」の設立趣旨等をお話させていただきました。この研修会の中にはすでに出資していただいている会員もいました。お礼を申し上げました。
ここ下妻は、「下妻物語」というとご存知の方も多いと思いますが、その舞台であり、映画の撮影場所でもあります。
「ビアスパーク」というのは、「ビア(Beer)=ビール」と「スパ(spa)=温泉」と「パーク(park)=公園」を一緒にした造語だそうです。初めて知りました。ネーミングに凝っています。
そのネーミングのとおり、地ビールを含めて各種のビールがおいしいとお聞きしましたが、運転して帰るので飲めませんでした。とても残念でした。今度来るときには絶対飲みたいと後ろ髪を引かれる思いで帰宅しました。