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R2.4.24 はじめてのZoom Web会議
R2.4.24(金)はじめてのWeb会議に参加しました。
一般社団法人民事信託推進センターの「マンション管理支援信託」委員会に参加するためです。
この委員会は、その名称のとおり、区分所有者の高齢化あるいは建物自体の老朽化が原因となって、適切な管理をすることが困難になったマンションの管理を適正化するために、信託を活用することを目的とする委員会です。
緊急事態宣言が出ている中、各地から東京に集まることができないので、ZoomによるWeb会議が開催されました。会議自体は、とても充実したものになりました。
はじめてWeb会議に参加して思ったのは、参加者の皆さんの顔、表情を見ながら、さらに参考書類を見ながら、「リアル会議」に劣らない会議ができるということです。
時節柄、「オンライン飲み会」が流行ったり、また国は「オンライン帰省」を推奨したりしています。会社も「リモートワーク」化を進めています。このようなIT化は、新型コロナウイルス対策のためにある種やむを得ずはじめたとはいえ、その便利さのゆえに今後増々利用されていくと想像されます。
むしろ、多くの人が満員電車に揺られて、時間をかけて、会社や学校など一定の場所に集まることの意味が問われることになるような気がします。今風に言えば「集まる必要 ナクネー!!」というところでしょうか。
Web上での会議、授業、セミナーなどはもとより、そろそろその時期になる、各種会社の定時総会や役員会なども、「リアル定時総会・役員会」ではなく「オンライン総会・役員会」「Web総会・役員会」が、これをきっかけに当たり前になるような予感もします。
瓢箪から駒というところでしょうか。
今回の新型コロナウイルス対策がきっかけとなり、このようなIT化がいろいろな業種にも影響を与えて、その業態に変化をもたらすような気もします。
書籍のご紹介
一般社団法人民事信託士協会、一般社団法人民事信託推進センターの編集で「よくわかる民事信託-基礎知識と実務のポイント」という本が出版されています。
この本は、知り合いやお客様等から信託の相談を受けた方々がお客様等に対して信託を説明、提案する際に実務上どのような点に注意をしたほうが良いか、という観点から民事信託士協会の講師や民事信託士が分担して執筆しています。信託を説明、提案するのに必要な信託の基礎知識も書かれています。私も幸い執筆の機会をいただき第1章の歴史を担当していますが、その観点を意識して書いています。
内容的には、信託に関する他の書籍には書かれていないことがたくさん書かれていますし、どの章もわかりやすく簡潔にまとまっています。ただ、出版のコンセプトが先のようなものですので、信託契約書条項の具体的な書き方や契約書例についてはあまり触れられていません。ですので、この本ともう一冊、信託契約書の書き方・作り方の本をセットで読んでいただくと、民事信託について、また信託契約書について、より深く、より幅広く理解することができるものと思っています。
興味のある方は是非とも手に取ってご覧ください。
パンフはこちら>>> よくわかる民事信託.pdf (0.36MB)