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R7.6.14 (一社)茨城県マンション管理士会 主催 「マンション管理セミナー」
R7.6.14(土)つくばカピオ (つくば市竹園1-10-1)3階 中会議室において(一社)茨城県マンション管理士会の主催する「マンション管理セミナー」で「マンション居住者のための民事信託」についてお話をさせていただきました。去年12月に水戸で行われたセミナーに引き続き、今年度2回目となります。
(一社)民事信託推進センターのマンション支援信託推進委員会の活動の一環としてお話をさせていただいています。
もともと当委員会では、民事信託を利用することで、マンションが抱えるいろいろな問題を解決することができないか、たとえば親が長男にマンションを信託することによって、総会や理事会の若返り、活性化をはかれないか、という方向から信託の利用できないかと考えてきました。当マンション管理士会のセミナーでもそのようなお話をさせていただいていました。
今回は、趣向を変え、リバースモーゲージについてもお話しをさせていただくことにしました。
リバースモーゲージというのは、一般には、自宅を担保にして生活資金等を借り入れ、自らはそのまま持ち家に住み続けることができ、借入した人がなくなったときに担保になっていた不動産を処分して、借入金を返済するという仕組みです。その特徴としては、その取り扱い先が金融機関か、あるいは各自治体の社会福祉協議会かで少し違いがありますが、一般的には、借入人の生存中は毎月利息のみを支払い、お亡くなりになったときに元金が返済されるという点があります。毎月の支払額を抑えることで、老後の生活での限られた資金を有効に活用することができます。
このように、リバースモーゲージの一般的なお話をして、さらにリバースモーゲージと信託の関係についてお話をさせていただきました。
持ち時間を60分と余裕をもっていただいたのですが、質問もあり、何とか時間内でお話をすることができました。ご清聴頂き、ありがとうございました。
R7.5.21 つくば市商工会会員向け無料相談会のお知らせ
つくば市商工会の会員向けに、司法書士による無料相談会が開催されます。
開催の要領は、以下のとおりです。
◎日 時 令和7年5月21日(水)14時~16時 (申込締切 相談日の1週間前)
◎定 員 4名(1名30分程度。定員となり次第締め切りとなります。)
◎会 場 つくば市商工会会議室(つくば市筑穂1-10-4 大穂庁舎2階)
◎お問合せ つくば市商工会 TEL 029-879-8200 FAX 029-879-8822
司法書士は、相続、遺言、贈与などによる不動産の名義変更だけでなく、会社の登記、会社の企業法務に関するものまで
さらには、成年後見など広く財産管理に関するものまで、ご相談に応じますので、是非ともご利用ください。
もちろん、秘密は厳守されますので、安心してご相談ください。
詳しくは、下のチラシをご覧ください。
R7.5.21無料相談会のご案内.pdf (0.12MB)
R7.1.11 茨城司法書士会 土浦支部研修会 開催
R7.1.11(土)13:45~17:00 つくば国際会議場(つくば市竹園二丁目20-3)中会議室 406で、令和6年度の4回目の研修会が開催されています。
茨城司法書士会 土浦支部では、毎年4回の研修会が開催されます。土浦支部の理事会で研修の内容や講師、開催時期を決めて、研修担当の理事が講師と打合せをし、準備を進めます。
今回は何と、早稲田大学大学院法務研究科の現役の教授であるY・A先生にお引き受けいただいて、講義をしていただきました。Y・A教授は、不動産登記法や司法書士法についての造詣も深く、「所有者不明土地問題」にかかわる法律の法制審議会のメンバーにもなっています。日本司法書士会連合会の研修会等でも司法書士にお馴染みの先生ではあります。
これまでも、土浦支部では『条解 信託法』の編者であるD教授(当時は東京大学教授)にも講義をしていただいたことがありました。その時もなぜそんな超有名な先生が、茨城まで、しかも土浦支部の研修会に来ていただいたのか、土浦支部のメンバーも驚いていましたが、今回も、またまた早稲田大学のY・A教授ということで、光栄であるとは思いつつも、?!、?!、?!という感じでした。研修会を運営する支部理事や、講義を受ける土浦支部会員も、心なしか緊張しているようでした。
今回の研修会のテーマは「2021年の土地法制の改革と司法書士」でした。
2020年から現在に至るまでの土地法制の改革を、大きく分けて①土地基本法の改正から、②所有者不明土地管理制度、管理不全土地管理制度、③相続土地国庫貴族制度、④相続登記の義務化までお話をいただきました。法改正に実際に携わった先生のお話は、単に条文を説明するのと違った重み、説得力がありました。特に、相続登記の義務化は、それ自体が最終目的ではない旨のお話が印象的でした。
司法書士としてはどうしても条文や解釈に目が行ってしまいがちですが、法律を作る側からするとそれなりのビジョンやポリシーがあるのだと、とても勉強になりました。