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2019 / 11 / 24 16:10
R1.11.23 令和元年度 茨城司法書士会 第5回会員研修会「新たな相続のカタチ」
R1.11.23(土)13:30~17:00 茨城司法書士会館(水戸市五軒町一丁目)で今年度の第5回会員研修会が開催されました。
テーマは「不動産の所有者不明化を根絶する社会システムとは」です。「~新たな不動産所有と相続のカタチを考える~」と副題がついています。講師は、司法書士総合研究所の主任研究員である司法書士の先生です。
このタイトルからすると、立法論、政策論が中心と思われるので、前日の金曜日までは出席しようかと迷っていました。
出席してみて、今までの常識が覆るような、ある意味ショッキングな講義でした。
最近「空き家問題」や「所有者不明土地問題」が社会問題となっています。さらに「分譲マンションの管理不全」が近い将来社会問題になると予想されています。
驚くことに、少なくとも前の2つの問題については、世界的に見ても日本だけで問題になっているそうです。さらに、上の3つの問題は同じ根っこから派生している問題だとのことです。
その原因は何故か、これらの問題の本質は何か、そしてそれを解決するにはどうしたらよいかというお話でした。
自分としては、このような社会問題について、民事信託を使って何とか対処できないかという視点から積極的にかかわらせていただいているつもりです。恥ずかしながらいままでこれらの問題は、それぞれ別の問題だと思い込んでいました。
しかし、どの問題も根っこは同じだというお話を聞き、ショックを受けるとともに、問題の根の深さ・深刻さを実感しました。
先日の「遺産承継業務と非弁行為」の講義にしても、今回の講義にしても、今年はヒッジョーに勉強になる講義が多いような気がします。