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R7.10.18 (公社)成年後見センター・リーガルサポート茨城支部 研修会
R7.10.18(土)13:25~17:15まで、水戸市民会館(水戸市泉町1-7-1)で成年後見センター・リーガルサポート茨城支部の研修会が行われました。
この水戸市民会館は2年半前に建てられた建物で、立派な建物です。水戸芸術館の隣にあります。
水戸芸術館は大きな「塔」が有名です。NHKのお天気カメラによく映り込んでいます。
高さは約100mで、地上約84mの展望室までエレベーターで昇れるそうです。
研修会のテーマは、1コマ目が「後見業務への心構え、後見人等の倫理」で、2コマ目が「対人援助の基礎」でした。
1コマ目は、後見人はアーしてはならない、コーしなければならないという話で、リーガルサポートではよくある講義でした。
2コマ目は、とても面白かったというか、体験してよかったと思えるものでした。
その講義の内容は多岐にわたりますが、「認知症高齢者の心理を体験することで、その心理を理解しましょう」という趣旨だと私自身理解しました。
認知症高齢者には記憶障害や認知障害があり、事実と認知・認識の間に「ズレ」が生じることで、いろいろな問題が発生します。
でも、そのズレは認知症高齢者に限ったことではなくて、誰にでもあることだと、講師の先生は説明されていました。
そのズレを、ワークやグループワークを通して、出席者全員で体験してみましょう、というもだと勝手に理解しました。
たとえば、2人1組になって、お互いに自己紹介や好きな趣味について話をします。と言っても、その際言葉は「あ」しか使えない、とか
1人が自分の好きなもの(たとえば「A」)を連想しつつ、それとは違ったもの(たとえば「B」)が好きですと他の1人に言います。
言われた方がいろいろと質問をして、その「A」を当てましょうというワークです。ただし、その質問に答える方は「はい」か「いいえ」しか言えない。
これがなかなか当たりません。難しかったです。でもトテモオモシロカッタデス。
高齢者に限らず健常者同士でも、認知や記憶、あるいはそれを伝える言葉のどこかひとつでも「ズレ」があると、意思疎通は極端に難しくなるということを認識して、コミュニケーションを取ることの重要性を実感しました。
帰る頃にはあたりも暗くなり、ライトアップされた「塔」が映えていました。


