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R2.9.15 「民事信託」実務家支援セミナー Part1
R2.9.15(火)14:00~17:00 Zoomを使用したオンラインセミナーが開催されました。
定員300名を超える申込みがあったそうです。
このセミナーは、三井住友信託銀行が主催するもので、弁護士、公認会計士、三井住友信託銀行の役員がそれぞれの立場から、信託内借入の問題を中心にした債務の取扱いについて講演されました。
これまでも弁護士、税理士、司法書士がそれぞれ得意とする分野の講義をされるということはよくあります。
しかし今回は、関連する問題を法務、税務、銀行実務の観点から一気にまとめて説明をするというものでした。
各コマそれぞれ1時間足らずの講演で、しかも無料ということだったので、正直なところあまり期待していませんでした。
しかし聞いてみると、それぞれの講師が1時間をフルに解説し非常に濃い内容で、しかも内容的に関連する問題を扱っていることで理解が深まりました。
債務控除の問題にしても、いままでどのような場面を想定しているのかあいまいなことが多く、論者によってまちまちのような気がしていましたが、今回の講義では、法務の観点から「このような事例のときに債務控除の問題となります。気を付けてください。」と弁護士が明確にし、公認会計士の説明もそれと関連付けて聞くことができました。
また、個人的には、三井住友信託銀行が信託口口座の開設を断った信託契約書の例が15件ほどまとめられていたところが、非常にお得感がありました。反面教師として今後利用できそうです。
これと同程度のセミナーを営利目的で開催するとすれば、おそらく安くても1コマ1万円~3万円の参加料を取られるような気がしますが、今回は何故無料なのでしょうか?
それはそれとして、ひとことで言って内容の濃い、参加してよかったと思えるものでした。