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2018 / 04 / 19 12:10
H30.4.18 平成30年度 民事信託実務入門講座、開講「家族民事信託の基礎知識と実務」
H30.4.18 東京 神田駿河台の中央大学 駿河台記念館で、本年度の民事信託実務入門講座が開講しました。
1年間で計8回( 前半4回が民事信託の基礎、税務、登記、後半4回が事例研究 )開催されます。
講師は、弁護士、司法書士、税理士、その他民事信託推進センターの会員です。
この講座は毎年、一社)民事信託推進センターが主催しているものです。
今年は、申込み開始後数日で、申込者が定員の150名を超えたため、申込期間の終了を待たずに申込みが締切られてしまいました。
本年度の第1回は、弁護士の先生による講義で、「家族民事信託の基礎知識と実務-専門家が信託口座を開設できず青ざめている事例を知る-」と題してなされました。
先生のいわゆる「信託もどき事例」( 注、信託という体裁はとっているけれど信託の実質を有しないものと、私は理解しています )がいかに多く、嘆かわしいというお話でした。
公証人、弁護士としての経験に基づいているお話なので、説得力がありました。
私と民事信託士同期のNさんは、この講義を聞くためだけに北海道からわざわざ飛行機で来たそうです。N氏いわく、「新しい情報を仕入れに来た」ということです。
おそらく民事信託士の検定を受けた人は皆そうだと思いますが、「信託のスキームを作るのは難しい、下手な信託契約を作れない」、「ひとりで信託を組成するのは危険だ」と感じている人が多いと思います。N氏もその緊張感をもって仕事をしているのだなと感じました。
会場は、実際暖房が効いていたせいもあるとは思いますが、熱いのはそれだけでないと思いました。
会場の光景です。ご覧ください。( ちなみに、窓の外に見えるのは、ニコライ堂です。)